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「EM・ONE」レビュー 〜本体について〜


W-ZERO3が背面にゆるやかなアールがあるが、EM・ONEは直線的なデザインな為、ホールド感はW-ZERO3の方が適度に手になじむ。
本体の厚みは、W-ZERO3が24mmでEM・ONEが18.9mmのため、厚みがある方が手になじみやすいのは当然の事だが、薄い方が携帯性は高い。

端末固有の問題かも知れないが、ディスプレイ部とキーボード部の接合部に1mmほどのがたつきが見られた。
インプットスタイルへスライドさせる際は、半分ほどスライドすると、バネの力で自動的に跳ね上がる。

コントロールスタイルへ移行する際は液晶を左にスライドさせるのだが、背面の電池パネル側に力を入れてしまうと、電池カバーが外れてしまう。
意識せずに単純に液晶部を左に動かそうと思って、電池カバーが外れてしまう事が多々あった。
電池カバーを外す動きを、上下にすればよいのではないだろうか。


ビュースタイル
動画再生や電子文庫など、閲覧のみを主体としたスタイル。


インプットスタイル
キーボードを引き出し、文字入力を主体としたスタイル。

QWERTY配列キーについて
キーボードはパソコンなどと同じQWERTY配列になっているが、キーの数は全部で49個と若干少なくなっている。「@」や「\」はFnキーとのコンビネーション入力が必要だが、使用頻度も少ないため、それほど違和感はない。

W-ZERO3はキートップが小さいため、親指の腹の部分で入力する感覚だが、EM・ONEはキートップが広いため指先部分でも入力が楽に出来る。若干堅い印象を受けるが、それほど気になるレベルではない。

両手でホールドするホームポジション時は、左手の親指を、意識的に伸ばす必要がある。左手で入力するキー配列が、あと1列左側に寄っていると打ちやすさも変わるような印象を受けた。
FとJにホームポジション用の突起があるが、個人的にはもう一つ左側(DとH)にある方が自然に思えた。

キーボード入力する際にキー周りが若干ゆがむため、初めのうちは怖々入力していたが、慣れていくうちに気にならなくなった。

変則的なキー配列はW-ZERO3も同じだが、W-ZERO3は「;」や「。」がスペースキーの右側に配置されており、それに伴ってスペースキーも左側に寄せられているが、EM・ONEはスペースキーがほぼ中央にあるため、右手でも左手でも押しやすい。
スペースキーは、左側と右側にのみ(一列上の「C」と「B」の位置)にクリック感があり、中心部分(「V」の位置)では押せない。左手親指でスペースキーの左側を押すシーンが多いため、それほど違和感はない。

キーピッチは約1cm。
バックライトを搭載しており、ディスプレイをスライドさせた時や、キー入力時には青く点灯する。カーソルボタンも点灯する。


総合的な判断として、好みと慣れの問題はあると思うが、クリック感や質感も含め、個人的にはEM・ONEのほうが入力しやすかった。

ポインティングデバイスについて
DoCoMoのNECシリーズに搭載されているニューロポインターと同じ機構。
バネが強い印象を受けたため、細かい操作をする場合はポインタの移動速度や感度を低めに設定した方が使いやすかった。クリック感は良好。

カーソルボタン/アクションボタンについて
ハードウェア的に突起部分ないため、ボタンを押したい時は、意識的に位置を確認する必要がある。個人的には、左ボタンを押したいのに、左ボタンとエンターキーの間の何もないところを押してしまう事がよくあった。
もう少しクリック感があると、押しやすい印象を受けた。


コントロールスタイル
ウェブブラウジングなど、閲覧+操作を主体としたスタイル。

スクロールホイールについて
ホームページ閲覧時は、上下に回す事でスクロール。ワンセグ視聴時には選局ができる。
ソニーのジョグダイヤルのように、奥に押し込む機能はない。

ウェブブラウジング時に、スクロールホイールで画面を移動させ、ポインティングデバイスでリンクを開くという操作は、W-ZERO3には無く、非常に使いやすかった。



所感:シーンに応じてスタイルを使い分けるのはとても使いやすかった。
私の場合、利用頻度が一番高いのは、インプットスタイルではないかと感じた。なぜなら、インプットスタイルならばキーボードもポインティングデバイスも、全ての機能が使う事が出来るためである。
データ通信が主な仕様用途であるならば、キー入力の頻度も少なくないため、一番便利なスタイルなのではないだろうか。

コントロールスタイルから、インプットスタイルへ移行する時は、ディスプレイ部をきちんと右側まで押し込んで収納しないと、インプットスタイルにする事は出来ない。
右側まで押し込まずに、ディスプレイ部を上にスライドさせようとしても、内部の構造が引っかかってしまう。右側まで完全に押し込むと、「カチッ」という音と感触があるのだが、これが若干固い。
それに気づかないままインプットスタイルにしようとすると、前述の通り引っかかってしまう。
あまり無理な力をかける事はないと思うが、場合によっては不安になる一面もあった。

その1.本体について
その2.ブラウジング
その3.Bluetooth
その4.ベンチマーク
その5.音楽・動画再生
その6.バッテリー
その7.カメラ
その8.スタイラス
その9.総評



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